PE-CHAN's NY DIARY

PE-CHAN's NY DIARY

NY奮闘記録になる予定です。

あれからの色々

最後の投稿で「これからはちゃんと記事書くぞ」的なこと言ってたのに、あれ書いたの2月。今はもう12月•••。全然できてないじゃんね。もはやブログの存在なんて忘れ去ってたわ。

 

毎年1年経つの早いなあって思うけど今年は本当にあっという間で、ブログのこと忘れてたのもしょうがないと思う。(言い訳) 誰にとってもキツくて大変な1年でしたね。本当に本当に何もかも大変だったのに人間の脳、というか私の脳?はどんどん忘れていくもので、すでに大変だった具体的な記憶が薄れていってるから少し書き残しておこうと思う。

 

私は移住したばかりだった上に一番被害の大きかったNYにいたから、ロックダウンが始まった3月から5月末までは緊張しっぱなしだった。1月?2月?くらいから日本食のお店で週3、4日くらいアルバイトしてたんだけど、3月半ばのロックダウンで当然お店は一時閉店。私は無職に。家はブルックリン、お店はマンハッタンだったから仕事に行くとなるともちろん地下鉄移動で、仕事がなくなるのは金銭的にちょっと不安だったけど地下鉄に乗ることでコロナに感染したり変な人に遭遇するほうが心配だったから完全にお休みになって良かったって気持ちの方が大きかったかも。ちょっとは貯金があったしね。あの時は未知のウィルスが怖くて、毎日報告される死者数が怖くて、なるべく家から出ない・外から帰ったら全部除菌するっていうのを徹底してたな。住んでたアパートの部屋は私含め日本人の女の子3人でシェアしてて、ロックダウンになってすぐは各々いろんな不安があったけど、3人集まってお茶しながらおしゃべりする時間を作れたおかげでなんとか暗くならずに乗り越えられた。ありがたい。でも4月になってすぐに1人が帰国、もう1人は彼氏のお家に住むことになってまさかの一人暮らし状態に。こんな状況でひとりぼっちなんて〜寂しすぎる〜って思ってたけど、意外と1人は1人で気楽に生活できて悪くない!私は当時ウィルスを持ち込まないための消毒に結構気を使ってたから、人の出入りがないのは安心だった。あと、1人だと日中急に大きい音で音楽聴きたい時とか大声で歌いたい時に人を気にする必要がなくて、好きな時に思う存分ストレス発散できてストレスフリーだったんだよね笑 日本の友達もニュースを見てニューヨークのことをかなり心配してくれて。いろんな人がZOOMとかLINEでオンライン飲み会してくれたおかげで全然ひとりぼっち感がなかったのも大きかったなあ。友達のありがたみを実感した。このオンライン飲み会、家で好きなだけ飲んで好きなだけゴロゴロできるから皆んなついつい深酒しちゃって笑 一回の飲み会でビール数本+ワイン1本飲んじゃうとか余裕だった笑

 

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そんな感じで段々コロナにも1人にも慣れてきて家の中で工夫して楽しく安全に暮らしてたけど、常に今後どうしたらいいかっていうのは考え続けてた。コロナがどれくらい続くのか、いつ働けるようになるのか、アメリカで感染したらどうするのか•••。誰も答えを持ってないからひたすら自分で考えるしかなくて、今後を考える時間が一番孤独だったかも。まだ来たばかりで何もできてないからアメリカ生活を諦めるつもりはないけど、自分や日本の家族がコロナに感染することを考えたら一度帰国した方がいい。でも、一時帰国のつもりで日本に帰ってアメリカに戻れなくなる可能性もゼロじゃない。毎日悩んで悩んで悩んで•••。5月末のある日突然、帰れなくなってからじゃ遅い!と思って1週間後のチケットを購入。アメリカへまた戻れるように希望を込めて往復チケット。帰ると決めてからはバタバタで荷造り。部屋をどうするか迷ったけど、来たばかりで荷物が少ないのと本当に戻って来れるかどうかの見通しが立たなかったから一度全部引き払うことにした。Lサイズのスーツケース2つとリュックに詰めれるだけ詰めて、残りは全部段ボールに入れて日本通運にお任せ。移住してたった半年でアメリカを出るとは思わなかったな。日本に帰る日のこと思い出そうとしても全然思い出せない。寂しかったのか、悲しかったのか、安心したのか。ちょっとしたことも全部日記に書いておいたら良かった。

 

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6月、日本についてから2週間はホテルで自主隔離。そのあとは晴れて自由の身!ニューヨークでの生活が嘘みたいに日本は今まで通りだった。違うとしたら全員がマスクしてるくらいで、人は出歩いてるしお店は開いてるし!これはまじでビックリした!最初は日本のお気楽さに慣れなかったけど気づいたらしっかり馴染んでたよね。正直に言うと普通に外食もしたし、GoTo使って旅行もした。普通の生活をするうちに段々と日本にいたらこんなに自由な生活ができるのに、わざわざ問題だらけのアメリカに戻りたい?って気持ちに。アメリカ出るときはあんなに後ろ髪引かれて悩んだのに。私はいつも楽な方に流される。友達に会って「どれくらいこっちいるの?またアメリカ戻るんでしょ?」って聞かれるたびに、「帰りのチケットは取ってるんやけどね〜コロナの状況がどうなるか分からないからそれ次第だよね〜」って言葉を濁してた。心の中では(多分もう戻らないだろうなあ)と思いつつ•••。

 

 

 

 

 

そしてこれを書いている今、私はどこにいるでしょう。

 

 

 

 

 

そう、アメリカ。ニューヨーク。性懲りも無く戻ってきちゃったんですね。普通に移住するだけでも大変なのに、コロナ付きの移住!私は何回も何回も旅行で来ちゃうくらいにはニューヨークのことが大好きだけど、実はこれといってやりたいことはないのだ。何か夢を叶えるために移住したわけではない。ただ大好きな街に住みたいだけ。そんな軽い気持ちだから、こんな大変な状況になってまで戻ってくるとは自分でも驚き。苦労することが分かりきってて、それでも戻ったってことは私は自分で思う以上にニューヨークが好きで、ここで何かを成し遂げたいのかもしれない。クリスマス明けからまたロックンダウンかと噂されているし、まだまだ今後どうなるか分からないけど、とりあえず私のアメリカ生活がまた始まる。すぐにブログ書くの忘れちゃうけど、このパンデミックの記録も兼ねて日々の生活を残していこうと思う。